岩手銀行赤レンガ館(旧盛岡銀行本店本館)
設計者 | 文化財保存計画協会(当初設計:辰野金吾+葛西萬司) |
素材 | レンガ |
岩手県盛岡市の中心部にある銀行(国指定重要文化財)。
純レンガ造の建築であるため、建築を活かした補強とすることが求められた。
建物としては壁量が非常に多く、かつ目地のせん断強度が高かったため、耐震性能は十分に確保されていた。ただし面外方向に対しての安全性は不足していたため、倒れを抑える水平構面の補強を行った。
水平構面の補強は床下及び天井裏に鉄骨を挿入し、目立たないよう留意した。また、レンガ造の煙突内に鉄骨柱を挿入し倒壊を防止する計画とした。